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付喪神の作り方
◆キャラクター(付喪神)を作る

 さっそく自分の分身となるキャラクター(付喪神)を作っていきましょう。
​ 付喪神のキャラクターシートの必要項目は以下のようになっています。

 ※作成に時間がない場合は★マークの箇所から作りましょう


・正式名称
・呼び名
・年季
​・性別

神性
感情表
型式
スキル

▼キャラクターシートの記入例

site_cs.png
◆正式名称

 付喪神の正式名称です。付喪神の原型となる物や生き物の名前を決めましょう。(例:煙管、刀、九尾、大蛇など)
​ 日本刀の名称のように趣向を凝らした名称にするとより付喪神らしさが出るでしょう。

◆呼び名

 正式名称では呼びにくいまたは難しい言葉が多々あると思われる付喪神の世界、ゲーム中にGMやPLに呼んでもらいたい呼び名も決めましょう。主に正式名称の略称がこの呼び名にあたります。

​ 正式名称は堅苦しい名でも構いませんが呼び名は比較的簡単な名前にしてください。

◆年季
新米
100~300年
先達
301~500年
玄人
501~800年
古参
801~1000年
長寿
1000年以上

 年季は付喪神の年齢のことを表します。【新米(しんまい)】【先達(せんだつ)】【玄人(くろうと)】【古参(こさん)】【長寿(ちょうじゅ)】の5種類の中から1つ選択してください。
 年季はこの世に誕生してからの年月を表します。付喪神になってからの年月ではないのでご注意ください。

​ また付喪神はそれぞれ隣り合っている年季のもの同士が話しやすいものとされます。年季の差が離れているほど、互いの話がどこか噛み合わなかったり、相手に突っかかることもあるかもしれません。とはいえより年季の入ったものが力を増すと信じられているため、年功序列はそれなりに理解しています。

(年季は主にRP用のステータスと思ってください)

◆性別

 付喪神の神性の姿における性別を決めます。性別は【男】【女】【中性】【無】の4種類の中から1つ選択してください。
 神性は人型(擬人化)もしくは動植物などの生き物の姿をしています。

​ 性別を選択する際の例としては神性がアンティークであれば付喪神となる前にその道具を使用していた人間の性別を当てはめる、スピリットであれば原型となる生き物の性別を当てはめる、性別がそもそもないものと考えている場合は中性や無とする……など考え方はいろいろです。

神性
◆神性[★]

 神性は付喪神の種類を表します。【アンティーク】【イマジナリー】【スピリット】【フュージョン】の4つの神性から1つ選択してください。それぞれ付喪神の成り立ちが異なるため、自分が作りたいと思う付喪神を選びましょう。

アンティーク
~物に宿った神様~

 人によって作られた物が長い年月を経て付喪神となったもの。

 付喪神となるまで壊れずに存在していたのだからそこには並々ならぬ物語がある。

 

 毎日使われ寵愛されていたもの、大事にされすぎて倉庫から出られずにいたもの、争いの元になったものなど、それぞれ扱ってきた持ち主とのエピソードや遍歴を持つものが、アンティークと呼ばれる付喪神の特徴である。
 

例)煙管、傘、テレビ、おもちゃ、ハンバーガーなど…… 

イマジナリー
~概念や空想物に宿った神様~

 人によって作られた物の神様がアンティークならば、こちらは物ではなく目には見えない概念や空想などが神格を得て付喪神となったもの。

 

 彼らは人々に認知されることによって、化身となり、付喪神の力を得た。常に生きとし生ける人々の傍らに存在し、その力を得ているものがイマジナリーと呼ばれる付喪神の特徴である。

 

例)概念、伝承、理論、定理、宗教など……

スピリット
~自然や生き物に宿った神様~

 本来の寿命を通り越して長生きをした生き物や自然の一部が付喪神となったもの。

 主に神を祀る神社や祭壇の守護の役割を担っていたり、人間や他の生き物たちに崇め奉られていたものが神格を得て、この付喪神となる。

 

 人の言葉を理解し、姿も付喪神となる前より体格や形状が変わっているのがスピリットと呼ばれる付喪神の特徴である。
 

例)狐、狛犬、狼、山、泉、小川、通り道など……

フュージョン
~融合体の神様~

 何かの因果により、物や生き物が融合し合って付喪神となったもの。

 2つの物や霊魂などが合わさって1つになったもの(融合)や、それ以上の数が混ざり合って1つになったもの(混在)、何かが欠如している物や生き物を補い互いに力を借り合っているもの(共存)等、他の神性から派生した特異な存在がフュージョンと呼ばれる付喪神の特徴である。


例)物に愛用者の霊が入り込んだもの、ビルや部屋の一室、人に付属する仮面や帽子など……

◆感情表[★]

 付喪神たちが内に秘めている性格や、特徴を表したものが感情表です。
​ 感情表はキャラクターシートで設定した後も、ゲーム中の探索フェイズや戦闘フェイズで使用していく箇所となります。
​ キャラクターシートを作るにあたって、まずは骨組みとなる部分を作りましょう。

感情表

①神性の核感情を設定する

 神性【アンティーク】【イマジナリー】【スピリット】【フュージョン】によって感情表の初期配置が異なります。まずは自分が選択した神性の初期配置を確認し、感情表に○を記入してください。

アンティーク

001_感情表_アンティーク.png

核感情:+感情2つ、-感情2つ
スート:♣(クラブ)

イマジナリー

001_感情表_イマジナリー.png

核感情:+感情3つ、-感情1つ
スート:♦(ダイヤ)

スピリット

001_感情表_スピリット.png

核感情:+感情2つ、-感情2つ
スート:♥(ハート)

フュージョン

001_感情表_フュージョン.png

核感情:+感情3つ、-感情1つ
スート:♠(スペード)

 で記入した部分が初期で持っている感情となります。

 この感情を
【核感情】と呼びます。これが付喪神たちのコア(大事な部分)となります。また神性によってスートが決まります。
​ このスートが手札にある場合、そのカードはワイルドカード(自動成功カード)となります。

②核感情の内容を決める

 次に神性によって記入した4つの核感情の【感情の属性】【感情名】【感情の内容】を記入しましょう。
 感情には
【+(プラス)の感情】【-(マイナス)の感情】があり、これが感情の属性にあたります。属性は神性によって決められているので属性の数に従って感情名と感情の内容を決めましょう。

 感情名と感情の内容はRPをしやすくするための付喪神の個性となるのでPLが自由に設定してください。

【+感情】領域

正の感情を取得できる

【-感情】領域

負の感情を取得できる。

001_感情表_プラスマイナス.png

感情表の+と-の位置は陰陽を表す太極図をイメージすると覚えやすいゾ!

IMG_0332.PNG

■感情について
 本ゲームにおいて感情はHP(ヒットポイント)の役割を担う大切なものです。戦闘フェイズにて必要となるものですのでキャラクターシート作成時と戦闘フェイズ前に獲得した感情の数が足りているかしっかりと確認しましょう。

■感情の決め方
 核感情の感情名と感情の内容はその付喪神が付喪神となった由縁や、固執しているものへの感情や忘れられない感情、その性質など自分自身に纏わる感情とするのが良いでしょう。ちなみにストーリーの中でも他のPCやNPCと接触することによって感情を取得する機会があります。これを【物語感情】と言います。

IMG_0330.PNG

 感情を決める上でどうしても思いつかない人のために感情の種類をいくつかまとめました。作成に困った場合はこちらをご活用ください。またサンプルキャラクターもありますので、そちらも参考にしてみてください。

感情の種類_プラス.png
感情の種類_マイナス.png

※感情は付喪神の個性に当たる重要な部分です。誕生に纏わる記憶や人々との出会いや別れの思い出など、長い年月を経て付喪神となった際に宿った感情を考えてみましょう。上記で記載しているものはあくまでサンプルですので参考として使ってください。

◆型式[★]

 主に探索・戦闘フェイズにおける付喪神の役割を示したものが型式です。
 
【アタッカー】【ディフェンダー】【サポーター】【キャスター】【スピーダー】の5種類の中から1つ選択してください。

 戦闘フェイズは主にPC全員の力を合わせて敵と戦うことをコンセプトとしているため、型式を選ぶ際は一緒に遊ぶメンバーとどの型式を選択するか予め話し合うことをオススメします。

型式
アタッカー
(攻撃型)

 戦闘において主にダメージを与えることに特化した型式。
​ 敵を攻撃して大ダメージを与えるスキルが多い。他の付喪神たちに支えられながら敵を攻撃していこう!

ディフェンダー
(防御型)

 戦闘において主に味方を守ることに特化した型式。
​ 敵からの攻撃を防いだり、誰かを守るスキルが多い。他の付喪神たちを守る盾になろう!

サポーター
(支援型)

 戦闘において戦況を有利にすることに特化した型式。
​ 味方を支援したり、敵の行動を妨害するスキルが多い。他の付喪神たちを支援し、敵を妨害しよう!

キャスター
(魔法型)

 戦闘において不思議な力を行使することに特化した型式。
​ 位置交換や範囲攻撃など風変わりなスキルが多い。妖術、魔術、秘術…不可思議なものを操る能力で意表を突いていこう!

スピーダー
(隠密型)

 戦況において暗躍することに特化した型式。
​ 突発的に動いて攻撃したり、苦戦する場で力を発揮するようなスキルが多い。素早い攻撃で敵を翻弄しよう!

◆スキル[★]

 探索・戦闘フェイズで使用できる能力がスキルです。
​ スキルは
【基本スキル】【型式スキル】があります。基本スキルはどんなキャラクターも共通で2つ持っており、型式スキルは先ほど決めた型式のスキル表からスキルを2つ選択します。(初期作成時は基本スキル2つ+型式スキル2つとなりますが、達成報酬によって型式スキルをあと2つ追加取得することができます)

スキル

▼基本スキル

▼型式スキル

■判定の種類について
【敵札】敵のカードを目標値として判定を行います。
【捨山】捨山の一番上に置かれているカードを目標値として判定を行います。
【なし】判定を行わないスキルです。

以上で【付喪神】の完成です。お疲れ様でした!
さらにオプションを付けたい場合は、追加ルールを参照してください。

 

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