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【雑記】ラノベみたいな同人誌を作ってみた①

  • 執筆者の写真: 博士の助手
    博士の助手
  • 4 日前
  • 読了時間: 6分

更新日:3 日前

《絵師さんへの依頼:前編》




2025年はTRPGシナリオ執筆活動をお休みしつつ、一年かけてエルデンリングの同人誌を制作しました。


今回はマン村さんという強いお味方を得られたので、前々からやりたかった『ラノベっぽい見た目の同人誌』に挑戦することができ、こんな感じの本が完成しました!

絶賛【BOOTH】にてお取扱中です!


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(マジで表紙がかっこよすぎる。見なよ、俺のメリナ様を……)


とても理想的な同人誌が出来たので、自分用のメモとして完成までの経緯をブログにまとめたいと思います。


これから同人誌を作る方や絵師さんに依頼したい方はぜひ見ていってください。

※と言いつつ、これはあくまで私のやり方なので、

 参考にできそうだなと思った部分を参考にされるのが良いかと思います。



今回は絵師さんへの依頼をメインにお話していきます。


まず私が行ったフローについては以下のとおりです。

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  1. 何を、誰に、お願いするかの検討

  2. 絵師さんへ軽くヒアリング

  3. 発注資料の作成/提出

  4. 前金のお支払い

  5. 絵師さんの制作物に関するFB(フィードバック)

  6. 完成品のデータ受領

  7. 後金のお支払い

  8. イベント開催月での諸々のご連絡

  9. 献本のお渡し

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上記を元に順に説明していきたいと思います。



  1. 何を、誰に、お願いするかの検討


一年かけて本を制作する予定だったので、表紙も全部やれるだろうと軽い気持ちでいた私。しかし、何度ラフを描いても自分の中で「コレジャナイ」が続き、いよいよ外部に依頼した方が良いだろうと判断しました。


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↑実際に私が描いたラフ。(だんだん描いてて分からなくなってきた)


この時、2025年6月中旬。イベントが2025年12月頭だったので、

依頼を受けてくれる絵師さんが見つかるなら今しかねぇ!!!

という気持ちで、描いてほしいものと依頼する絵師さんを探し始めます。


とりあえず描いてほしいものは『表紙(エルデンNPCたちの人形抱えてるメリナ)』と決まっていて、メリナのあの顔立ちをキャラらしさを守りつつ可愛らしく描いてくれる人……と思い描いた時、今回担当していただいたマン村さんが真っ先に思い浮かびました。


マン村さんが描かれる『女の子の柔らかな頬の線』と『細い指先』が元々好きだったので、是非ともメリナの絵が見てみたいと思いつつ、先輩フロムユーザーでもあったので意思疎通がしやすいだろうということで第一突撃目標が決まりました。



  1. 絵師さんへ軽くヒアリング


……とはいえ、OKしてくれるかは分からないですし、

有償依頼なので金額のご相談次第ではNGとなる可能性も普通にあるものです。

なので、まずは軽いヒアリング程度にご相談させていただきました。


この時伝えたのは以下の4点です。

・納期

・本の内容

・表紙イメージ(カラー、キャラ何体、小物、背景など)

・依頼料(相場が分からなかったので、直接伺った)


ご返答いただいた際に納期自体はOKだったので、

次に依頼料の話を詰めさせていただき、特に問題なく双方OKということになりました。


補足しますが、依頼料は『依頼する方』『描く内容』『納期』で大きく異なります。

なるべく具体的にお伝えした方が絵師さんも返答しやすいです。


「金額が予算よりもちょっと高いなぁ」と思いつつも、どうしてもその絵師さんにお願いしたい場合は、背景なしやモチーフを減らすなどで、金額に変化があるのか相談できることもあるかと思います。

現段階ではあくまで『ご相談』に過ぎないので、色々聞いてみるのが良いかと。ただ、どうしても予算と合わないのであればあまりしつこく迫らずに諦めるのが肝心です。


SNSで「依頼受けてもらえなかった」「依頼料提示が低すぎ/高すぎ」などたまに見ますが、今後の信頼問題に繋がってくるので言わない方が吉……。企業間の契約だと思って、いかなる場合も丁寧な接し方をした方が良い関係になれると思います。


余談ですが、以前に知り合いのフォロワーさんが、憧れのイラストレーターさんに同人誌の表紙を描いてもらったというお話を楽しそうにしていました。商業でもバリバリ活躍されている方なので依頼料もそれなりだったものの、やはり描いていただいたものは素晴らしく「依頼して良かった……!」という言葉に私も共感しました。

これもまた自分の好きなものに投資する『推し活』の類なのかもしれません。



さて、ドキドキしながらも第一希望の絵師さんに受けてもらえることが決まりました。

次に爆速で発注資料を作り始めます。



  1. 発注資料の作成/提出


ヒアリングの際に伝えた絵師さんにさらに詳細な資料をお送りします。

前回は『ご相談』でしたが、ここからは『お取引』のお話です。


お金が絡む内容なので誰が、いつ、何を言ったかが分かるように、

また絵師さんが『作業中にいつでも依頼内容を読み返せる』ように、

資料として情報を残すように心がけました。以下がその資料となります。


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※とりあえず、現状分かっていることはすべて書き出します。


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※検討している印刷会社の制作仕様を読んで情報をまとめます。

 使用範囲もきちんと書いておきます。ここ結構大事です。


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※参考にしている書籍などがあれば実物を共有しておきます。


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※『描いてほしいもの』をまとめたのがこのページです。

 ここを疎かにするとラフの時点で食い違いが発生しますし、大きな描き直しとなれば追加料金がかかることもあるので、マストとなる要素は必ず記載すべきです。


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※ついでに現時点で悩んでいることも書いておきました。

 この時は絵の構成(と正解のメリナ)が分からなくて、瞑想入りとか理由の分からないことを言っていますね……。


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※最後に今後のスケジュールについてまとめています。

 お支払い額やその方法も絵師さんと相談した内容を書き留めています。


資料は絵師さんからのご提案を受けて何度か更新したので、変更がある箇所には右上に更新日を記載しています。



「資料化なんて真面目すぎる……!」と思うかもですが、1度作っておけばこのフォーマットで次の依頼も楽にできますし、何より絵師さんが作業しやすい環境が提供できれば、制作時のモレやミス(このモチーフを入れ忘れた!など)も大方防げる or FB(フィードバック)時に指摘できるので、将来的に良いことしかないです。


上記の資料で使えそうなところがあれば、記載内容をパクってもらって構いません!




  1. 前金のお支払い


絵師さんに資料を確認してもらいOKが出たので、前金をお支払いします。

(一応、お支払いと資料の情報が残せるようにメールにも送っておきます)


この時、私の執筆作業は7割くらいで若干ペースが落ち気味だったので、これでマン村さんと切磋琢磨しながら原稿ができるぜ、へっへっへっ……と不敵な笑みを浮かべます。

(他者に依頼すると、自分へのケツ叩きにもなる)



いよいよ絵師さんの作業スタート!


どんな絵を描いていただけるのか楽しみにしながら、記事は『絵師さんへの依頼:後半』へと続きます。



書籍の頒布先は【BOOTH】にて。



(博士の助手)


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