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【シナリオ解説】個人的シナリオ聖地巡礼の旅①




※この記事には【九頭龍剣伝説】シナリオのネタバレが含まれます。

 シナリオの根幹には触れない程度ですがモチーフとなったものについて触れているのでネタバレNGな方はそっと閉じていただきますようお願いいたします。




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(箱根神社の入口 第三鳥居)


 先日、箱根に行く機会があり、ここだけは是非行っておきたいということで【箱根神社】に行ってまいりました。箱根にはなんと【九頭龍剣伝説】に登場する神社と同じ名称の【九頭龍神社】が存在します。九頭龍剣伝説では九頭龍湖の傍に九頭龍神社がありますが、箱根も芦ノ湖の傍に九頭龍神社があります。そう、もうお分かりでしょう。九頭龍剣伝説のモチーフはこのあたりの地形を参考にしていたりするのです。


 九頭龍剣伝説は「次のCOCシナリオは書き手が一度は通るであろう刀剣物語でいこう」という思いつきからスタートし、戦国武将【長連龍】の復讐劇とも呼べる生き様をシナリオベースとしてプロットを立て、その後に「プレイヤーが取っ付きやすいタイトルがいい」ということで九頭龍剣伝説というタイトルが決まりました。

 クトゥルー → 九頭龍というなんとも安易な決め方をしたわけですが、タイトルと物語を結びつけながら1つのシナリオを作らなければならない重大任務がこの後控えているわけで、タイトルと物語がブレブレなシナリオにならないよう、約一ヶ月ほどシナリオの参考になりそうな日本史や伝承、土地に関する歴史を漁りまくるということを行っていました。

 そんな中で日本にも箱根に九頭龍神社があるということを知ったわけです。


(九頭龍の龍神水)


 箱根の九頭龍神社は奈良時代に芦ノ湖で猛威を奮っていたという毒龍を万巻上人が沈めて神様として祀ったのが由来なのだそうです。縁結びの神様として有名なのだとか。


 九頭龍神社の本宮は芦ノ湖の真ん中からちょい上あたりにあるのですが、車がないと正直行きづらい場所にあります。…ただ、行けなかったとしても箱根神社の方に九頭龍神社の新宮があるため、代わりにそちらでお参りをすることが可能です。雨がひどかったので自分も今回は箱根神社の方でお参りしてきました。


(九頭龍神社 新宮)


 【九頭龍】という字面がすでにかっこいい…。御利益ありそうな予感しかしない…!

 ということで「本業において作り手の自分と買い手のお客さんたちとの関係が良いものでありますように」とお願いしてきました。互いに末永くwinwinで利益を生み出せたらなと思います。(が、頑張るぞ…)


 帰りに社務所に寄ってお守りや御札をチェック。九頭龍剣伝説では剣に見立てた【龍神みくじ】なんて要素のものが出てきましたが、箱根神社では【厄除け守りの印籠】【寄木細工の和合御守】などといったモチーフが珍しい御守ともう一つ【誓願符】なるものがありました。

 誓願符は自分が叶えたい願いとそれに対して自分が努力することを書いて、上の画像にあった龍神水に溶かして誓願するというものでした。強い願いを叶えたい時には最適かもしれません。


 せっかくお参りしてきたので、お部屋に飾るための札をもらってきました。シナリオを書く上で何度も見てきた【九頭龍】という文字に安心感を覚えます。




(九頭龍神社の札)


 箱根湯本では九頭龍麦酒というものも売っていました。龍と寄木のラベルがとても素敵だったので1つ購入。

(もったいなくて飲めない…!)













(箱根 九頭龍麦酒)


 九頭龍剣伝説の聖地巡礼として初めて箱根神社に行ってきましたが、緑が多く良いところでした。芦ノ湖に面した大きな鳥居も景色がよく、写真映えしました。

 それから箱根神社までバス移動が主でしたが[六道地蔵][蛇骨野][上底倉][曾我兄弟の墓]など何かしらありそうな名前のバス停が多くてシナリオフック感も満載でした。


 九頭龍神社の話はこんなところですが、もう一つ驚いたものがあったので聖地巡礼話は次回に続きます。【夢売り夜鷹】に関する内容です^^



(博士の助手)


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