※注意:DX3rd【ORIGAMI BUDDY】のネタバレを含んでいます
マキマと堺雅人が現地に到着したPCを盛大に迎えている傍らで、一番年若そうな青年がすべての荷物を抱えてPCたちを睨んでいる、それが【ORIGAMI BUDDY】である。
……というのは軽い冗談で、シナリオ内に書ききれなかったNPC紹介&こぼれ話
をまとめてみた。ネタバレ含んでいるので十分注意されたし。
■BRAID RUNNER
本名:御伽刃カンナ / おとぎばかんな
人間・27歳・女
職業:UGN訓練所の教官
好きなもの:PC1、PC2
嫌いなもの:害虫
コンセプトは【掴みどころのない性格を持つ美人教官】。
キャラのモデルはチェンソーマンの【マキマ】。
DX3rdに不可欠なヒロイン枠として考え出されたのがこのキャラクターである。普通のヒロインでは面白くなさすぎる、何かずば抜けて特徴的な何かが欲しい!ということで、「この女、ヒロインか?それともラスボスか?」な要素を盛り込んだキャラクターとなった。
PC1はUGNチルドレンであり、御伽刃の教え子であることから、PLが望めば過去回想で【デンジのようにマキマに調教される犬生活】もちょっと楽しめる…はず。
口調は終始とても穏やかだが、口から発せられる言葉は時にトゲトゲしかったり、軽く煽ったりとポーカーフェイスで好き勝手にものを言ってくる。本人曰く、自分の言った無理難題を相手が越えてくる様を見るのが好きらしい。まさに鬼教官である。とはいえ、壁を越えられそうにない人間にはハナから言わないのでPCたちのことは余程信頼している様子。
子供の頃から折り紙が大好きで人と関わらずにそればっかりを遊びとしていたが、すべての折り方を極め尽くし、もう金輪際やることがないというのに、ないものに渇望したため、オーヴァードに覚醒した。
ちなみに折り紙にハサミを使用するのは、一度折った紙を元に戻した際に正方形ではなくなるため邪道としていたが、オーヴァードに覚醒した際、モルフェウスの能力でいくらでも復元が可能となったため、以降はハサミ使用もありという自分ルールが追加された。
彼女の使用する折り紙の折り鶴に足が生えているのは、お気に入りのカタチというのもあるが、木や壁に止まって索敵や諜報するために一番バランスが良いカタチだからである。
■HEART LOCKER
本名:五百蔵ハヅキ / いおろいはづき
人間・37歳・男
職業:小~中学の塾講師
好きなもの:人間観察、スイーツ
嫌いなもの:自分の心を覗かれること、
同情
コンセプトは【エセ関西弁口調のいかにも怪しげな暗躍キャラ】。
キャラのモデルは蛮幽鬼の【サジ】+プロメアの【クレイ】+MIU404の【久住】。
PLからの要望で「駄目だ こいつ早くしないと」系エネミーが欲しいというのと、プロメアのクレイというコメントがあったので、あのベクトルのキャラクターとしつつ、最終的に気持ちよくPCにぶっ倒してもらうには、敵の煽りは超重要と考えて、ベラベラ喋れるよう【エセ関西弁】の特徴を追加した。
糸目にエセ関西弁……最高に怪しい組み合わせである。(度し難いッ!)
五百蔵についてはここで説明するよりもシナリオ内で実際に対峙して会話をした方が、一番分かりやすいと思われる。口が達者なくせに自分のことは何一つ喋らない、喋ったとしても嘘か真か分からないのがこの男の最大特徴で、PCおよびPLがどの言葉が五百蔵の本心なのか探っていくところもこのシナリオの醍醐味の1つだろう。
また五百蔵は、自分が動くよりも周りを動かすのが好きなタイプでノイマン並の切れ者でもある。頭良いから塾講師やってるのか~と思われるかもしれないが、この設定はGANTZ大阪編で一番イ●レてたキャラが日常では先生をやっていたというのを思い出して、似たようなギャップを生むために付け足したものだ。
あと、PCとの会話でカッカした時にすぐに脅せる人質がついた便利職業でもある。
GMにとってエセ関西弁というキャラクターは非常にRPが難しいものとなるが、そのへんはヒプノシスマイクの【白膠木簓】やコナンの【服部平次】、エセならとある魔術の禁書目録の【青髪ピアス】などの声を聞いて、イントネーションを把握してから遊んでみると楽しいかもしれない。
(コツは関西人が喋ってる時の抑揚を2割増くらいで喋るとそれっぽくなる)
■BONE LEGACY
本名:王噛アイカ / おうがみあいか
人間・23歳・男
職業:無職
好きなもの:
PC2 >>>>>> 春日恭二 > 五百蔵ハヅキ
嫌いなもの:PC1
コンセプトは【歪んだ過去と偽りの友情に苛まれた可哀相な狂犬】
キャラのモデルは特になし、1から考えた完全オリジナル。
というのも、五百蔵と御伽刃ひいてはPCたちを引き立たせるためのポジションだったので、登場予定枠にはいたものの、一番最後にキャラ付けされた子である。
各シーンやPC&NPCを繋ぐ相関図を創り上げるためのしわ寄せがすべて彼に来たので、王噛のバックボーンは過去の時点からとことん悲惨なものとなった。
(詳しいことは春日恭二が語ってくれるだろう……)
RPは至って簡単。育ちが悪い子のまま大人の仲間入りとなったため、言葉遣いが荒く、INTの高いことがぜんぜん言えないRPをすればいいだけ。王噛は戦闘において自分が強者であることが【己の存在意義】としている。
また幼い頃より自分を正しく導く者がいなかった王噛は、フィーリングでしか物事を把握できず、フィーリングの内容も己の中で噛み砕いてきちんと理解することができないため、本人の気づかないところで組織のいいように扱われている可哀想な子だったりする。
そんな王噛の唯一可愛げがあるところと言えば、とてつもなくPC2が大好きなところだ。何がどうあってここまで懐かれてしまったかは不明(PLとGMが作っても良い)だが、王噛がPC2を好きになるきっかけとなったのは紛れもない【PC2の強さ】である。気持ちの種別すら理解できていない王噛のこの大好きには、PC2の年齢、外見、性格、性別に関係なく、憧れ・親近感・友情・崇拝・恋愛感情など……いろいろなものが混ざりあっている。
■ディアボロス
本名:春日恭二 / かすがきょうじ
人間・40歳・男
NPCが3人も出てて、公式NPCも2人出てるんだ。流石に春日の出る幕はないだろう……。
「誰がそんなことを言った? バカめ、私も登場するんだよ、このシナリオになッ! しかも前後編その両方になァッ!」
(加えて言うならば、霧谷のヤツよりもセリフ数は多いぞ! バカめッ!)
嘘だろ?この人出てくるの?要員である。
せっかく記念すべきDX3rdシナリオ1作目なのでどこかに春日を出したい、だが、適当な出し方はしたくない……ということで、彼にもちゃんとした理由を持って登場していただいた次第である。
春日にもこういった一面はあったりするのだよ、という意味を込めているが、やっぱり登場の仕方が春日だよねーといった感じでPCたちにボコボコにされることは言うまでもない。
GOTOイートにあやかってしまった春日恭二なのであった。
悪役考えるのは楽しいね。
(博士の助手)
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